またね。
7月5日。正午。よしさんをゆるるかでお看取りさせて頂きました。
私の大好きな大好きな本当に思い入れのあるばばさまです。
朝お迎え時に呼吸状態悪く、ご家族と相談のうえ、いつもの様にゆるるかに来所し
お看取りをさせて頂く事になりました。
運悪く今日は、管理者とケアマネ2人で視察旅行に旅立っており、
目的地に向かう道中に朝の状態の連絡を受けました。
目的地に着くと同時に岐路につき、ゆるるかに到着し、30分後息を引き取られました。
よしさん。帰るまでちゃんと待ってくれていました。
ご家族と共にエンゼルケアもさせて頂き、
他ご利用者さまと共に14時にお見送りをさせて頂きました。
まだ看取りの経験のないスタッフばかりの今日。
現場のスタッフは何故今日なの?という想いを持ちながらも通常業務と並行し
いろいろな関係機関と連絡をとり、適切な処置を施してくれていました。
よしさんはゆるるかのために、今日という日を選んで逝かれたのです。
最期まで自分より誰かのために生きる。まさによしさんの人生そのもののお看取りでした。
側に寄って声をかけるばばさま達もいれば、
通常運転のじじばばさま達もいれば、
亡くなった年齢を23歳と聞きまちがえ、何度も皆に笑いを提供するばばさま達もいる。
泣いたり、笑ったり、やっぱりいつもの様にバタバタしてたりの貴重な数時間でした。
これがお看取りの醍醐味です。
不謹慎に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
今は病院で亡くなるのが当たり前ですが、こんな風に日常の中に死があるのが本当なの
ではないかと思います。
よしさんは、その命を持って沢山の物をゆるるかに、ゆるるかのスタッフに与えて
くれました。よしさん。本当にありがとう。
私はいつもの様に、いつもの言葉で送りたいと思います。
「またね。よしさん。」
・・・ゆるるかでは亡くなられた方のご家族に撮りためた写真をアルバムにしてお渡ししています。この写真の整理の時間はとても貴重な時間なのですが・・・
23年から7年間の写真を出しただけですでに8時間。
よしさん。頑張るから・・・もうちょっと待っててね。
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